北米から・・・
〜戦場のBoysLife〜
ここは北米、ニューヤークベース。
自分含む、地球連邦軍がつい数時間前まで攻撃していたところである。
そこの瓦礫の上から傷ついた愛機を見下ろしミネラルウォーターを口に運ぶ。
そして先ほどまで戦場だったこの地をぐるりみた・・・。
・・・・原型を留めていないモビルスーツの残骸、砕けて風にさらされている基地司令塔。
本当にちょっと前までは、ジオンの兵士が指揮官亡きあとのこの基地を
ザクで、マゼラアタックで必死に守っていた・・・ジオン軍人としての誇りのために。
向こうには「死ぬ覚悟」があったのだろうか、その攻撃は執拗で、その気迫に飲み込まれそうで、
今にも・・・押しつぶされてしまうのではないか・・・不安だった。
でもおれには死ねない理由があるから、生きて帰らなきゃならない理由があったから
怖くて怖くて堪らなかったけれど、戦った。おれだってむこう以上に必死だったとおもう。
でも、自分のことながらよく生き延びれたともおもう。
生き延びたけれど、けれど・・・おれは、初めてヒトを殺してしまった・・・・・・・・。左頬が疼く。
『ふ〜〜っ、ひとまずは落ち着けるなぁ〜・・・』
ミネラルウォーターのボトルに口をつける。中身はとても冷たい。
はぁ・・・苦しかった・・・防衛ラインを超えられたときはどうなるかと思った・・・
目の前でヒートホークを振りかぶられたときはもう終わりだと思った・・・
あの時イルがセイバーマインを放ってくれなかったらおれはどうなっていただろうか。
開いた左頬の傷にあてたバンソウコウにそっと手をふれる・・・。
ずいぶん昔の傷なのに、恐怖心からかバックリとひらいてしまった。せっかく手当てしてもらったのに
開くほど動き回っていたのか血が滲む。頬がとてもアツイ。
消してしまいたい昔の記憶がよみがえってくる。・・・・・背中が、痛い。
『あぁ・・・ごめんよおれのレッドウォーリア・・・』
半壊どころではないボロボロの愛機、紅騎士をみやる。
『これじゃぁ、もう戦えない・・・かといって他のHMに乗って戦うなんて・・・』
目頭がアツイ。・・・・・泣くのか、おれ?
『・・・・・・・・・・・・・・・・。』
胸のポケットから1枚の写真を取り出す。おれの傍らにいるヒトをじっと見詰める。
こっちに配属される少し前に、やっとの思いで会って撮ったポラ写真。
『っと・・・戦場でぼろぼろ泣くわけにゃぁいかねぇっ!オトコは堪えた涙の分だけ強くなれんだッ!』
きっと、いや・・・絶対このヒトもがんばってるんだ、おれがヘコんでてどうすんだよまったく・・・!
絶対生きて帰ると約束したヒト。今おれの一番大事なヒト・・・。
今はソラに・・・・・・・・。
『さぁ〜て、確かキャリフォルニアへ行く前に機体が補充されるんだったっけか・・・』
大きく伸びをしながら立ち上がる。空は、蒼い。
いつ帰れるかなんてわかんねぇけど、約束を守るためにも・・・おれは死なない。
瓦礫の上から勢いよく立ち上がったせいか、足元とその周りが少し崩れた。
下の方からおれの機体のデータを取っていたエンジニアさんの怒鳴り声が聞こえた。
シルキィ:今回ちくっとかっこいいめなSSだぜ〜<照れ照れ〜
のりまる伍長:このSSのカンソーもまってまふ〜
BBS
へどうぞ
BGMは
ここ
の管理者さん『ジュン☆』さんからお借りしてます!
ガンダム0080ポケットの中の戦争〜いつか空に届いて〜
広告
AD
[PR]
スキンケア
花
転職
化粧品
無料
ライブチャット