姉ちゃんからの贈り物
〜緑の球体がやってきとぁ!〜
この話は、おれが北米に配属されるちくっとだけ前の話なんだ〜・・・
『タオルとかはこれくらいもってりゃあとはセンタクすりゃ何とかなるし〜・・・
あとはぁ・・・なんかいっるもんあったかなぁ・・・?』
おれは初めての長期戦に、何をもってけばいいのかマジで悩んでた。
何せ教官に聞きにいくなんてハズカしぃし・・・ほかに聞けるヒトはいないし・・・
カンキュ〜ヒンってやつの鞄の中は要るんだか要らないんだかなモノでいっぱいいっぱいな状況になってる
こんな状態をティスとかレナさんに見られたら呆れられるか・・・笑われちまうよ〜(汗)
かといって・・・サボ子(サボテンダーのヌイグルミ)をここに置いてくなんておれにはできねぇ!
頭の中も鞄の中身同様ごちゃごちゃ状態。収拾がつく兆しはゼロに等しい。
そんな時、ドアノックの音が聞こえた。
(ま、マズイ・・・誰だよ〜!こんなときにぃ〜ッ!)
ノックの音はだんだんでかくなってくる・・・。
しぶしぶおれはドアに向かっていった。
『と、取り込み中なんだけど・・・だれ???』
『私よ〜ッ重いもの持ってるから早くあけて〜!!!』
あっ・・・・・・・姉ちゃんだっ♪・・・でもなんだろオモイモノって???
なんて疑問に思ったのなんか一瞬で、姉ちゃんがきてくれたことを素直に喜んでるおれがいた。
『姉ちゃん!遠いトコよくきたね!・・・・って何それ〜ッ!?』
おれがビックリしたのは、きっと誰でもがそのでかいダンボールを見たら納得するだろう。
『は〜・・・重かったぁ〜・・・』
たて横7〜80cmくらいはある立方体型をしたダンボールを床に置くと、アナハイムの制服姿のコットンはやっと安堵の息をはいた。
『お疲れ様〜でもさぁ、何が入ってるのそれ?』
そういいながら姉ちゃんにウーロン茶を差し出してデスクのイスへ促した。
『えへへ〜、イイモノが倉庫の隅っこにあったから貰ってきたのよ〜』
髪を梳きながら、とても嬉しそうにコットンは言った。
おれにはぜんぜんその中身が予想できない。いったい何が入ってるんだろ?
『ね〜、そんじゃぁさぁ・・・あけてもいい?』
『いいけれど・・・まだ動かないわよ?』
・・・・・・は・・・・・・・・・動かないって!?
動く動かないは別として、おれはちくっとだけビビりながらガムテープを剥がしていった。
蓋を開けてみると、保護用の発泡スチロールやエアビニールのなかに埋もれた明るい緑色をしたものが見えた。
おれには何が入ってるのか益々わかんなくなってしまっとぁ!
『うふふ〜珍しいでしょ〜?オリジナルじゃないけどね・・・ウチで量産されたものらしいわよ?』
ウーロン茶を飲み干した姉ちゃんは上着をイスに掛けて腕まくりし、いろいろ工具やらを用意し始めている。
そして、姉ちゃんはハコの中から緑の物体を取り出した!
『う、わぁ・・・・・ナニコレ・・・まんまるだぁ〜』
その外装は・・・ボールに目っぽいのが2コ、その目を中心に四隅に丸いライン、中央にぐるり一周のラインが入ってる。
おれにしてみればはじめてみる球体だ。大きさも直径27〜8cmくらいはある
『えへ、頼み込んでもらってきたんだから大事にしてあげてね・・・』
その緑色の球体の内部をチョコチョコいじってる姉ちゃんを横にして敗れてはいるが説明書のような紙切れをみた。
・・・えいち・・・えー・・・える、HAL・・・ハル?これ『ハル』っていうんだぁ・・・。
みなれないエイゴっぽい文字をたどっていくと、『ハル』は転がって動くこと、体温とかに反応すること、
簡単なコトバをしゃべることがわかった。そんなことをしてるうちに姉ちゃんの作業は終わってた。
『ちゃんと起動するかな〜?どうかな〜?』
姉ちゃんが起動スイッチを押したら目っぽいとこに赤い光が灯った。
やったぁ〜まだまだうごくじゃない〜、とはしゃぐ姉ちゃんとは対照的におれはマジでドキドキだった。
『シルキィ、ドウシタ?ゲンキ?』
・・・マジでしゃべっとぁ!?
ころころ転がりながら電子音っぽい声で『ハル』が喋る。
『あっははは〜、ここにおいてくつもりだから名前登録したのよ〜"ハロ"ってカワイイでしょ?』
・・・あぁ、本とはハロってのか・・・説明書破れててわかんなかったよ(汗)。
『これ、おれにくれんの?』
えぇ、もちろんというような顔をされたのでそう受け取ったおれは、早速ペタペタいじりまわしてみた。
『げっ!腕とか足もあんの!?』
『そ〜よ〜、大事にしてあげてね♪じゃぁ私帰らなきゃだから・・・』
何時の間にか制服を着込んだ姉ちゃんはグラスを流し脇においてドアへ向かってる。
『ん、大事にするぜぇっ!じゃぁ、シゴトがんばってね・・・』
やっぱし帰られるとちくっとさみしぃ・・・
『あ、そうそう〜いい忘れるとこだったわ。』
ポケットからメモを取り出しておれに見せてくれた・・・・・・ぅえ???
『ジュートが今度パイロットとしてここにくることになったらしいわ、配属日とか書いてあるから迎えにいってあげてね〜』
苦笑いしかでてこねぇ・・・おれがそんな顔のまんま固まってるときに姉ちゃんは帰っていった。
『シルキィ、ドウシタ?ハラデモイタイカ?』
周りを『ハル』がころころ転がってる。・・・ハルに慰められてるよおれってば。
『ハラはいたくねぇよ〜〜〜っ!』
そう叫んで、思い出したように荷物整理をはじめるおれがいた。
ヤツがくる前にこの部屋何とかしねぇと!またバカにされるぜぇ〜(汗)
その周りで相変わらず『ハル』はコロコロ転がりまわっていた。
実際、ジュートが配属されるのはその数週後のことである。
シルキィ:謎な球体『ハル』がおれの部屋にやってきたんだぁ〜 みんなよろしくなぁ〜っ
のりまる伍長:SSのカンソーとかもまってまふ〜
BBS
へどうぞ
BGMは
ここ
の管理者さん『駄魅州』さんからお借りしてます!
ガチャポン戦記V〜NEW GAME〜
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